構え時の体重の配分?

  相手の出鼻を捕らえるのに一番良い構えはどうすればよいのだろう?と考えてみました。

  前後の足の体重の乗せ方は後ろの足に7:3位とはよく言われるが、ここの所の体重の乗せ方は
人それぞれ色んな心持で構えていると思います。

  7:3といわれるとほとんどの方が後ろに体重をかけすぎ、胸を張ってそっくり返るような構えになる。
これでは相手の出鼻を捉えることは出来る訳がない。

  そこで右足の3は前に出る体重を止める役目をするのではないかと考えてみました。

  後ろの足には7の体重がかかっているがその体重を乗せているだけでは何の意味もなく
とっさの動きには対応できないのではないかとの考えです。

  左の足の役目は、7の体重が載っているがその体重を常に前に移動させようとする力が働いていなくてはならない。
そこで前に出たがっている身体を右足の3の力で支えていると考えたらどうだろう。

  そのように考えれば7:3の意味が理解できるような気がします。
相手がまさに出ようとする瞬間に右足の3の力を解放するだけで瞬時に打突出来るはずである。

  もう少し解りやすく言うと、丸い玉がゆるい角度の平面の角から真下に転げ落ちる瞬間を考えてください。
ゆるい角度は常に前に出そうとする左足の力、落ちる瞬間が打突の瞬間です。

  この玉が今まさに落ち様とするところで落ちないようにつっかい棒の役目をするのが右足の働きです。
相手の打突の兆を捕らえたなら、このつっかい棒をはずしてやればいいのです。

  実際の打突では右足のつっかい棒をはずした瞬間(右足を前に出す。)、重心が前に移動します。
重心が前に移動したら左足のけりの力が加わり体重の乗った理想の打突になります。

  何か、良いような気がします。

  稽古のときに実践してみようと思います。
自分では知らず知らずの間に出来てることもあるかも知れませんがこの辺のメカニズムがわかっているのと
そうでないのでは理解の深さが違うような気がします。

  又稽古が楽しくなりそうです。

  この考えも私、独自の考えなので、こんな考えもあるんだなと思ってください。
こうしなくては駄目という訳ではありません。剣道は、人それぞれに考えが違います。
くまごろうの「たわ言」と思ってください。

  私自身、今は良いと思っていますが明日はもう違う方法でやるかも知れません。
読んでいただきありがとうございます。

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